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マラソンのペースメーカーはずるい?どんな人なのかや何キロまでなのか調査!

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今回は「マラソンのペースメーカーはずるい?どんな人なのかや何キロまでなのか」調査しました。

日本のマラソン大会で公にペースメーカーが認められるようになったのは2003年。

それ以前は影の存在として、秘密にされていました。

そこで今回の記事では、

マラソンのペースメーカーはずるい?

マラソンのペースメーカーはどんな人?

マラソンのペースメーカーは何キロまで?

を調査しました。

選手が好記録を出すためのサポートをするペースメーカー。

ですが東京マラソン2024では、ペースメーカーのせいで却ってペースが乱されたのではないかと批判が巻き起こりました。

他にも「不公平」「レースがつまらなくなる」など議論が絶えません。

長い間秘密にされていたペースメーカーの存在について詳しく知りたいという人は、ぜひ最後まで読んでいってくださいね♪

 

マラソンのペースメーカーはずるい?

ペースメーカーをつけると好記録が出ることは、歴史が証明しています。

高橋尚子や渋井陽子、野口みずきが日本新記録を出したのはすべてベルリンマラソン。

3人ともスタートからゴール直前まで男性ペースメーカーの先導をつけていました。

直接手を貸すことはないにしても、ペースを刻んでくれる男性ペースメーカーに囲まれて走っていればその力を借りているのは明らかです。

本来マラソンは一人で走るスポーツ。

それなのに他人の力を借りて記録を出すのはずるいのではないか、という意見が出るのは当然ですよね。

日本陸上競技連盟はペースメーカーを選手に対する「援助」とみなし、否定的な態度をとってきました。

2003年の福岡国際マラソンで初めてその存在が公表されたあとも、ペースメーカーと契約するのは日本陸上競技連盟ではなく大会主催者です。

ではマラソンのペースメーカーの役割とはどんなものなのか、そのメリットとデメリットについて見ていきたいと思います。

 

ペースメーカーのメリット

・ペースを一定に保てる

・駆け引きにエネルギーを使わずに済む

・風よけになる

 

ペースを一定に保てる

良い記録を出すためには、序盤からハイペースで刻んでいく必要があります。

しかし飛ばしすぎると終盤のスタミナ不足を起こすことに。

正確に目標となるタイムを刻んでくれるペースメーカーがいれば、ついていくだけで好記録を目指すことができます。

遅すぎず速すぎないペースを保つのは案外難しいもの。

自分で調整しながら走るより、気持ちはずっと楽に走ることができるでしょう。

しかもペースメーカーは競争相手ではないので、前を走っていても追い抜かなければならないというプレッシャーもありません。

 

駆け引きにエネルギーを使わずに済む

マラソン大会には順位があります。

記録も大事ですが、ほかの選手に負けたくない、優勝したいという気持ちも強いでしょう。

先頭は空気抵抗を受けやすいため、序盤から前を走るのは不利。

その結果、ほかの選手に前を走ってもらおうとしてスローペースになると記録は狙いにくくなります。

ペースメーカーに先頭を走ってもらうことで、ほかの選手との駆け引きにエネルギーを使わず走ることに集中することができます。

 

風よけになる

ペースメーカーが前からの風よけになることで、選手の負担を物理的に減らします。

選手のスタミナ温存につながり、後半もスピードを維持しやすくなります。

 

ペースメーカーのデメリット

・公平性を欠く

・レースの駆け引きが見られなくなる

・不適切なペースメーカーが存在する

 

公平性を欠く

ペースメーカーがいるかいないかで記録に差がでるとすると、一部の人だけがその恩恵を受けられるのは不公平感がぬぐえません。

 

レースの駆け引きが見られなくなる

観客からすればレース中の選手同士の駆け引きも見どころの一つ。

順位争いや、どこで前に出るのか、ハラハラするのがマラソン中継を見る楽しみでもあります。

それなのにペースメーカーが先頭でひたすら引っ張っていたら、レースの面白さは半減してしまいますよね。

 

不適切なペースメーカーが存在する

きっちりと役割を果たすペースメーカーがいる一方で、不適切なペースメーカーも存在します。

安定したタイムを刻むことができなかったり、先頭を走ることができず離脱したり、給水の邪魔をしたり。

不適切なペースメーカーは、却って選手の記録を落とす原因を作ってしまうことになります。

 

マラソンのペースメーカーはどんな人?

ペースメーカーと契約するのはマラソン大会の主催者です。

出場選手の目標タイムをもとに、ペースメーカーとしての役割を果たせるランナーを探します。

トップレベルの大会となれば、その先頭を走るにはかなりの実力が必要です。

設定タイムをクリアできるランナーを探すのはかなりの難題。

女子の大会で男性がペースメーカーを務めることがあるのは、求める条件をクリアできる女性ランナーがなかなかみつからないからです。

ペースメーカーには役割を果たした距離に応じて数十万円の報酬が支払われるので、仕事にしているランナーもいるそうです。

ある程度の実力があれば、もらえるかどうかわからない賞金をめざすより確実に稼げますよね♪

ペースメーカーという存在が公になったことで、堂々とランナーとして食べていく道が一つ拓けたとも言えるでしょう。

 

マラソンのペースメーカーは何キロまで?

ペースメーカーがどこまで走るかは大会主催者との契約によって異なります。

東京マラソンでは「20~30kmまで」という契約になっていて、最長でも30km地点で離脱することになっています。

大会によっては最後まで走り切ることも可能です。

選手と同じコースを走るため、完走すると記録が残ります。

2021年の大阪国際女子マラソンでは、ペースメーカーの川内優輝が最後までレースを引っ張り、ゴールの競技場でペースを落として優勝した選手のあとにひっそりフィニッシュするという出来事がありました。

ペースメーカーが選手より目立ってしまっては困るので、完走しないほうが良いような気もします。

 

まとめ

今回の記事では「マラソンのペースメーカーはずるい?どんな人なのかや何キロまでなのか」調査しました。

要点まとめ

・ペースメーカーがいるほうが記録が狙いやすく、いない場合と比較して不公平感が生まれる

・ペースメーカーは大会主催者に選ばれる

・ペースメーカーの距離は大会主催者が決める

もちろん実力がなければペースメーカーがいようがいまいが、好記録は生まれないでしょう。

しかしオリンピックや世界陸上など、記録より順位が優先される大会にはペースメーカーはいません。

自分自身でレース展開を考え、判断する力も必要な能力です。

ペースメーカーは記録には貢献しますが、一方でレース展開をつまらなくする可能性も指摘されるところ。

不公平感をなくすためにも、さらなるルールの統一が期待されます。

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